以前cocoapods specへの登録方法を紹介しましたが、Cocoapods trunkの登場によって、やり方が変わったので、新しい方法を紹介します。
用語説明
cocoapods
cocoapods
はiOSにおける依存関係管理ツールです。GitHubに公開されているオープンソースなソフトウェアを簡単にプロジェクトに組み込む事ができます。
pod
cocoapods
に登録されている各種ライブラリを、pod
と呼びます。
cocoapods spec
spec
とは、あるバージョンにおけるpod
のメタ情報を記述したファイルです。ライブラリのバージョンの数だけ、spec
があります。
cocoapods trunk
コマンドラインからpod
の公開や更新を可能にしたウェブアプリケーションです。
流れ一覧
- cocoapodsをインストールする
- cocoapods trunkに登録する
- podspecなどの必要なファイルを揃える
- cocoapods trunkを使ってlibraryをpushする
説明
1. cocoapodsをインストールする
Macをお使いの方は、
$ gem install cocoapods
とコマンドを入力すると、インストールできます。
2. cocoapods trunkに登録する
pod trunk register
コマンドを使い、登録します。
$ pod trunk register YOUR_EMAIL_ADDRESS 'YOUR NAME'
YOUR_EMAIL_ADDRESSには、自分のemailアドレスを、YOUR NAMEには自分の名前を入れて下さい。
3. podspecを作成する
XCodeプロジェクトのルートディレクトリに移動し、
$ pod spec create PROJECT_NAME
コマンドを実行します。PROJECT_NAMEには、プロジェクトの名前を入力して下さい。
PROJECT_NAME.podspec
というファイルが生成されるので、それに必要な情報を記入します。
生成されたpodspecには、コメントに書き方の例が書いてあるので、そちらとPodspec Syntax Referenceを参考しながら書くのをお勧めします。
4. cocoapods trunkを使ってlibraryをpushする
最後にlibraryの公開です。
$ pod trunk push PROJECT_NAME.podspec
このコマンドはpodspecをlintして、lintが通った場合、公開までやってくれるコマンドです。
cf
http://guides.cocoapods.org/making/getting-setup-with-trunk.html